公明党神奈川県議団

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伝わる広報の実現について

おだ 幸子議員(藤沢市)

おだ議員質問

 自治体による情報発信は公共性が求められるため、年齢や障害の有無などに関わらず、誰もがホームページから情報を得られるようにする「ウェブアクセシビリティ」の視点が重要であり、常にウェブアクセシビリティに対する理解を深め正しく実践する必要がある。
 また、県のホームページには情報にアクセス出来ない「リンク切れ」の可能性があるページが多数あることが分かった。リンク切れは、利用者が情報を取得できるか否かに関わる重要な問題であるため、このような状態を踏まえると、所属による管理ではなく、ホームページを取りまとめる部署が部局横断的に取り組むべきである。

 そこで、「伝わる広報」の実現のため、県ホームページにおけるウェブアクセシビリティやリンク切れに今後どのように対応していくのか、所見を伺う。


知事答弁

 ホームページは、県の政策や魅力などを情報発信できるだけでなく、県民の皆様がパソコンやスマートフォンを利用することで、24時間いつでもどこでも、知りたい情報にアクセスできる大変有用なツールです。
 そこで県では、高齢者や障がい者を含む誰もがホームページにアクセスし、知りたい情報を確実に得られるよう、平成28年度からウェブアクセシビリティの取組を推進しています。
 具体的には、ホームページを作成する際、ウェブアクセシビリティに適したページかどうかのチェックをシステムで行うとともに、目視による確認も行っています。
 また、ホームページ公開後も定期的に検証を行い、ウェブアクセシビリティに対応できていないページがあれば速やかに修正を行っています。
 今後は、専門の研修も活用して、職員一人ひとりが、ウェブアクセシビリティの重要性を正しく理解して、適切なページを作成できるよう、さらなる意識向上を図っていきます。
 次に、ホームページのリンク切れについてです。県で確認を行ったところ、県の公式ホームページ約53,000ページのうち、約4,700ページがリンク切れの可能性があることがわかりました。
 リンク切れの主な原因は、ページ公開後1年経つと、原則として非公開にするようにシステムを設定していることや、リンク先のページがなくなってしまったことによるものなどが考えられます。現在、詳細な原因の調査を行うとともに、その原因に対応した修正を行っています。
 今後は、ホームページの運用を所管する部署とシステム部門が連携して、定期的にリンクが切れたページのチェックを行い、各所属に通知することにより、リンク切れページの解消を目指します。さらに、リンクが切れる前に確認し、修正することができる仕組みについても検討していきます。
 こうした取組を通じて、「県民が知りたいこと」「県として知らせたいこと」が確実に伝わる県民目線の広報の実現を目指してまいります。

要望

 指摘を受け止め、今後リンク切れの抜本的な解消に向けて、検討いただけるという趣旨のご答弁、ありがとうございました。併せて取組がきちんと行われ、問題が解消されているか、継続的な検証をよろしくお願いいたします。