公明党神奈川県議団

ホーム所属議員 重点政策 活動リポート ニュース 本会議 常任委員会 特別委員会 ご意見・ご要望

若年層に対する献血の推進について
 (2)県立高校における献血の普及啓発の推進について

おだ 幸子議員(藤沢市)

おだ議員質問

 都道府県の中には、若年層の献血を推進するために献血バスを県立高校に配車しているところもあり、本県でも私立高校では献血バスを配車しているところがある。身近な学校という場で、初めての献血を体験する機会を提供することは、その後の継続的な献血行動につながっていくものと考える。
 県立高校では、これまでも献血の普及啓発に取り組んできたが、若者の献血離れが叫ばれている今、より多くの高校生の主体的な献血行動につながるよう、さらに働きかけていく必要がある。
 そこで、県立高校における献血の普及啓発の推進が重要と考えるが、所見を伺う。


教育長答弁

 県立高校では、保健の授業で、我が国の献血制度や、日本赤十字社が行っている事業などについて学んでいます。
 また授業以外でも、ボランティア部、福祉部などの部活動が、神奈川県赤十字血液センターの広報活動に協力し、献血を呼び掛けている高校があります。
 過去には、県立高校に献血バスを招いた時期もありましたが、同調圧力によって、望まない生徒が献血し、その後、具合が悪くなった事例があったため、現在、この取組は行っていません。
 こうした中、本県の若者の献血率は、全国よりも低い状況が続いていることから、献血についてさらなる普及啓発が必要と認識しています。
 そこで県教育委員会では、今後、血液センターの提供プログラムである高校生向け「献血セミナー」を実施していきます。
 併せて、授業で活用できる動画教材の作成について、関係機関と連携しながら検討していきます。
 献血は、高校生が個人で参加できる、思いやりや助け合いの心を育む、命を繋ぐ活動です。
 こうした認識のもと、県教育委員会では、高校生が献血の意義を正しく理解し、自ら協力する意思を持てるよう、しっかりと普及啓発に取り組んでまいります。