公明党神奈川県議団

ホーム所属議員 重点政策 活動リポート ニュース 本会議 常任委員会 特別委員会 ご意見・ご要望

信号機の設置されていない横断歩道の安全確保について

谷口 かずふみ議員(大和市)

谷口議員質問

 歩行者事故の抑止として、交通安全施設、とりわけ横断歩道は特に重要だが、信号機の設置されていない横断歩道では、短期間に事故が複数件発生した事例もあるため、安全対策が求められる。
 埼玉県警察では、信号機のない横断歩道の一部に歩行者への注意を運転者に促す電光掲示板を運用しており、神奈川県内では、各道路管理者が路面のカラー舗装や「横断者注意」の標示を設置するといった措置を講じている。県警察においても横断歩道に係る標示等の交通安全施設の整備を通じて歩行者の安全を確保すべきである。

 そこで、県警察における信号機の設置されていない横断歩道の安全確保について、所見を伺う。

警察本部長答弁

 信号機の設置されていない横断歩道については、原則として車道幅員がおおむね三.五メートル以上で、交通量及び横断歩行者が多く、歩行者の安全を確保する必要がある場所、沿道に多数の人が利用する商店、公共施設がある場所、駅、学校等に通じる場所等を基準に設置しております。
 こうした横断歩道の安全確保策として、横断歩道の存在がその手前から十分に認識できない道路、たとえば急勾配やカーブ等のあるところでは、ひし形の予告標示を設置しております。
 また、信号機の設置されていない横断歩道にはその存在を示す道路標識を設置しております。
 この道路標識を新設・更新する際は、夜間でも見えやすい反射シートを使用した標識板を標準の仕様としております。
 また、狭い道路等、標準仕様の道路標識の設置が困難な場所には、標識板のサイズを小さくする代わりに、より一層反射性能を向上させた標識板を使用する等、設置道路の交通実態に合わせた道路標識を設置しております。
 横断歩道をはじめとする道路標示についても、使用する塗料に反射ビーズを含ませ、夜間にドライバーから見やすいものとすることを標準化しております。
 さらに、道路標識に設置した照明で、横断歩道を照らし、標示を見やすくする対策も実施しております。
 県警察といたしましては、道路標識を適正に設置・維持管理するとともに、デジタルの力を活用するなどし、横断歩道をはじめとした道路標示がはっきり見えるよう、補修を計画的かつ迅速に推進することで、今後も信号機の設置されていない横断歩道での歩行者の安全を確保してまいります。